カテゴリ:遺伝・品種改良
F2とは、F1世代の個体同士を交配して得られた次の子世代を指し、日本語では雑種第二代などと呼ばれます。メダカの品種改良では、F2で親系統由来のさまざまな特徴が分離して現れることがあります。
F1からF2へ
例えばP世代がAA×aaなら、F1はすべてAaになります。F1のAa同士を交配するとF2ではAA、Aa、aaが生じます。
単一遺伝子なら分離比を予測できる
完全顕性の一遺伝子モデルでは、Aa×Aaの遺伝型比は理論上1:2:1、表現型比は3:1になります。ただし実際の少数繁殖では偶然により比率がずれます。
複合形質ではさらに多様になる
体色、ラメ、ヒレなど複数の遺伝子が同時に分離すると、F2で非常に多くの組み合わせが生まれます。新品種作出ではF2が重要な選別世代になることがあります。
F2から目的個体を選ぶ
F2の中から目的とする組み合わせを持つ個体を選び、F3以降へ累代することで形質の固定を進めます。
戻し交配の子とは区別する
F1を元の親へ戻した子はバッククロス世代であり、通常のF1同士から得るF2とは交配構成が異なります。世代表記は交配履歴とセットで記録します。
F2は探索に向く世代
F1で隠れていた潜性形質や新しい組み合わせがF2で現れることがあるため、新品種作出では多数のF2を育てて目的個体を探すことがあります。必要個体数は形質の遺伝形式で変わります。