カテゴリ:遺伝・品種改良
メンデルの法則とは、遺伝形質が世代を越えて伝わる基本的な規則を示す考え方です。現在は遺伝子・染色体の仕組みによって、なぜその比率になるのか説明できます。
分離の法則
Aaの個体が生殖細胞を作るとき、Aとaの対立遺伝子は別々の配偶子へ分かれます。理想的な条件ではAを持つ配偶子とaを持つ配偶子がほぼ同率でできます。
顕性の関係
完全顕性ではAaのヘテロ接合体がAAと同じ表現型になります。Aa×AaのF2では遺伝型が1:2:1、表現型が3:1と予測されます。
独立の法則
異なる染色体上、または十分離れた遺伝子座は、配偶子形成時に独立に組み合わされる傾向があります。
連鎖する遺伝子は独立しない
同じ染色体上で近い遺伝子座は一緒に受け継がれやすく、単純な独立の法則から外れます。メンデル比と合わないから直ちに記録ミスというわけではありません。
複雑なメダカ形質にはそのまま当てはまらない
複数遺伝子、環境、性差などが関係する形質では、3:1のような単純比にはなりません。まず単一遺伝子モデルで説明できるかを検討し、実際の交配データと比較します。
理論比は大数で現れる期待値
3:1や1:2:1は一腹ごとの結果を保証する数字ではなく、多数の子を得たときに期待される確率です。少数繁殖では大きくずれることが普通にあります。