カテゴリ:遺伝・品種改良
突然変異とは、DNA配列や染色体などの遺伝情報に新しい変化が生じることです。自然に起こる場合も、放射線や化学物質などによって誘発される場合もあります。
体色変異が研究されてきた
メダカでは色素細胞や色素合成に関する突然変異が多数知られ、白、アルビノ、透明などさまざまな体色系統が遺伝学研究に使われてきました。
突然変異=必ず大きな外見変化ではない
DNAが変化しても、タンパク質の働きにほとんど影響しない場合があります。外見で分かる突然変異は全体の一部です。
体細胞変異と生殖細胞系列の変異
体の一部の細胞だけに起こった変異は、その個体の一部分へ影響しても通常は子へ伝わりません。精子や卵につながる細胞系列に入った変異は次世代へ遺伝する可能性があります。
新しい品種の出発点になることがある
新しい外見の変異が遺伝し、健康に繁殖できれば、選別と交配を続けることで新しい系統・品種形質として維持できる場合があります。
異常個体すべてが突然変異ではない
背曲がりや発育不良などは、環境や発生中の障害でも起こります。一匹だけ外見が違うからといって、遺伝する突然変異と断定することはできません。
突然変異を系統化するには
新しい外見が一匹に現れた場合、まず繁殖可能か、子にも同じ特徴が出るかを確認します。遺伝することが確認できて初めて、選抜によって安定した系統へつなげることができます。