カテゴリ:遺伝・品種改良

遺伝とは、親が持つ遺伝情報が子へ受け継がれ、その情報が体の形や性質に影響する現象です。メダカでは体色、光沢、模様、体型、ヒレ、目など多くの特徴に遺伝が関係します。

遺伝情報はDNAに記録されている

遺伝情報の基本となる物質がDNAです。DNA上には多数の遺伝子があり、それぞれが体の発生や生理機能、色素細胞などに関係します。

親とまったく同じ子になるわけではない

有性生殖では、子は父親と母親から遺伝情報を受け取ります。その組み合わせは子ごとに異なるため、同じ親から生まれた兄弟でも体色や模様、成長などに差が現れます。

遺伝と環境の両方が外見に影響する

遺伝的に同じ特徴を持っていても、水温、餌、光、背景などの環境によって見え方や成長は変わります。黒色の背地反応や発色は、遺伝だけでは説明できない代表例です。

品種改良は遺伝を利用する

改良メダカでは目的の形質を持つ親を選び、交配と選別を繰り返します。望む特徴が次世代へどの程度伝わるかを観察しながら、系統を作っていきます。

一つの形質に複数の遺伝子が関係することもある

単一遺伝子で比較的説明しやすい特徴もあれば、多数の遺伝子や環境が関係する複雑な特徴もあります。すべての品種形質を単純な顕性・潜性だけで説明できるわけではありません。

遺伝を考えるときの基本

親に見える特徴だけでなく、兄弟にどのような表現が分離するかを見ると、その系統が持つ遺伝的な幅を理解しやすくなります。外見の似た親同士でも、隠れた対立遺伝子が異なれば子の結果は変わります。

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