カテゴリ:体色・表現
グアニンとは、生物のDNAやRNAを構成する塩基の一つとして知られるプリン系の物質です。魚類では、それとは別に結晶化したグアニンが光を反射する構造の材料として利用されています。
虹色素胞の中の反射材料
虹色素胞の内部には光を反射する板状の構造があります。これらの反射小板にはグアニンなどのプリン結晶が関係し、規則的な構造によって光を反射します。
グアニン=ラメではない
改良メダカではラメを「グアニン」と呼ぶことがありますが、厳密にはグアニンは化学物質の名称、ラメは観賞上の光沢表現です。
グアニン結晶を含む反射構造が虹色素胞の中に形成され、その虹色素胞が鱗に点状に現れることでラメとして見えます。
体外光との関係
幹之メダカの体外光も虹色素胞による反射表現です。ラメは点状、体外光は背中に連続した帯状という違いがあります。
餌で自由に増やせるものではない
特定の餌だけでグアニン表現が必ず強くなると単純には言えません。光沢は遺伝的な虹色素胞の分布や発達と関係し、飼育環境だけで任意の形に変えられるものではありません。
グアニンという言葉の使われ方
飼育者同士の会話では「グアニンが多い」「グアニンが乗る」のように、光沢そのものを指す言葉として使われることがあります。
生物学的には物質名なので、用語を正確に使う場合は「グアニンを含む反射構造」「虹色素胞による光沢」と分けて考えると誤解が少なくなります。