カテゴリ:遺伝・品種改良
系統とは、共通の祖先や繁殖履歴を持ち、一定の遺伝的・表現的特徴を保ちながら維持されている個体群を指します。メダカでは同じ品種名の中に複数の系統が存在することがあります。
品種との違い
品種は体色や形態など共通する特徴を持つ大きな分類名として使われます。系統は、その品種の中でも「どの親からどのように維持してきたか」という繁殖のつながりをより強く意識します。
同じ品種でも系統差がある
同じ名称のメダカでも、別々に長期間選抜されていれば、固定率、体色、繁殖力、遺伝的背景などに違いが生じることがあります。
系統名だけでは遺伝的純度を証明できない
販売名や作出者名が付いていても、DNA解析をしていなければ遺伝的にどの程度同一かは分かりません。系統は主に繁殖記録と継承履歴で管理されます。
系統維持
系統維持では、別品種との混泳・交雑を防ぎ、親の記録を残しながら次世代を採ります。
複数ラインに分ける方法
一つの系統をA・Bなど複数の繁殖群に分けて維持すると、事故による消失を防ぎ、必要に応じて系統内で血縁の遠い個体を組み合わせやすくなります。
系統を譲渡するとき
系統名だけでなく、何世代維持したか、途中で別系統を入れたか、どの形質を選抜してきたかを伝えると、受け取る側がその系統を正しく継承しやすくなります。