カテゴリ:遺伝・品種改良

累代とは、ある系統を一世代で終わらせず、子、孫、その次の世代へと継続して繁殖し維持することです。「累代飼育」「累代繁殖」などと表現されます。

品種を維持する基本作業

メダカは個体の寿命があるため、系統を長く残すには次世代を採り続ける必要があります。毎世代、健康で目的形質を持つ親を選びます。

累代とF世代表記は同じではない

異なる親系統を交配した最初の子をF1、F1同士の子をF2と呼びます。一方、「累代10代目」は同じ系統を10世代継続したという管理上の表現で、必ずしも特定の交雑から数えたF10と同じ意味ではありません。

累代で固定が進むことがある

毎世代同じ目的形質を選び、同系交配を続けると、その形質に関係する遺伝子がそろい、表現が安定する場合があります。

多様性が減ることもある

少数の親だけで閉鎖的に累代すると、遺伝的多様性が低下しやすくなります。複数親を使う、サブラインを維持するなどの方法があります。

記録を残す

世代番号、親の組み合わせ、採卵年、表現率などを残せば、系統がどのように変化したかを追跡できます。長期累代では名称より記録の一貫性が重要です。

世代交代を止めない

重要な系統では親魚が老化してから慌てて採卵するのではなく、若い世代を定期的に残しておくと事故や繁殖力低下による系統消失を防ぎやすくなります。

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