カテゴリ:遺伝・品種改良
系統維持とは、特定のメダカ系統の特徴と繁殖履歴を保ちながら、次世代へ継続して繁殖することです。単に毎年卵を採るだけでなく、混血防止、親選び、記録、リスク分散が必要です。
他品種との交雑を防ぐ
一度でも別系統の精子が混ざると、外見上は元と同じでも次世代で別形質が分離する可能性があります。親魚・産卵床・稚魚容器を明確に分けます。
目的形質を毎世代確認する
累代するだけで自動的に同じ特徴が残るとは限りません。体色、光沢、体型など系統の重要形質を確認し、その特徴を持つ健康な個体を次の親にします。
親数を確保する
一組だけで維持すると、事故、病気、不妊で系統が途絶える危険があります。複数のオス・メスを使い、可能なら複数の繁殖群へ分けます。
遺伝的多様性とのバランス
厳しい選別と少数親で固定を進めるほど、多様性は小さくなりやすくなります。表現の維持と繁殖力・健康を両方記録することが重要です。
記録を残す
導入年、親番号、交配、世代、外部交配の有無を記録すると、数年後でも系統の由来を確認できます。名前だけでなく繁殖履歴を残すことが系統維持の基礎です。
バックアップ群を別容器に置く
同じ系統を一つの容器だけで維持すると、病気や事故で全滅する危険があります。重要系統は親群や若魚群を複数容器へ分散するとリスクを下げられます。