カテゴリ:遺伝・品種改良
変異とは、生物個体の間に見られる性質の違いを広く表す言葉です。メダカでは同じ兄弟でも体色、模様、体外光の長さ、成長速度などに差があり、これらも変異の一部です。
遺伝的変異
DNA配列や対立遺伝子の組み合わせが個体ごとに異なることで生じる違いを遺伝的変異と呼びます。親から子へ受け継がれる可能性があります。
環境による変異
遺伝型が同じでも、餌、水温、光、飼育密度などの違いによって体格や発色が変わることがあります。これは遺伝情報そのものが違うとは限りません。
突然変異との違い
突然変異は新しくDNAなどに生じる変化を指し、変異は既に集団内に存在する違いや環境差も含む、より広い言葉です。
品種改良には変異が必要
すべての個体が完全に同じなら選別はできません。兄弟間に生じる変異の中から目的の特徴を持つ個体を選び、繁殖することで改良が進みます。
変異が大きいことと固定率が低いこと
ある交配群で表現のばらつきが大きい場合、複数遺伝子の分離や環境差などが考えられます。単に「固定していない」と一言で片付けず、どの形質がどの程度ばらつくかを記録することが重要です。
個体差を残すことも改良材料になる
完成形から外れる個体すべてが無価値というわけではありません。目的とは違う変異の中から、将来別の交配に使える特徴が見つかることもあります。