カテゴリ:遺伝・品種改良

選抜育種とは、集団の中から目的とする特徴を持つ個体を選び、その個体を繁殖させることを世代ごとに繰り返し、集団の形質を望む方向へ変えていく育種方法です。

メダカ品種改良の基本

体色が濃い、ラメが多い、体外光が長い、ヒレがよく伸びるなど、目的を決めて親を選びます。その子からさらに目的に近い個体を選びます。

変異があるから選抜できる

同じ兄弟の中に個体差があることで選抜が可能になります。すべて同じ表現なら、そこからさらに改良する材料がありません。

選別と交配を繰り返す

選別で親候補を決め、選択交配し、次世代を育てて再び選別する流れを何世代も続けます。

複数形質を同時に選ぶと難しくなる

体色・ラメ・ヒレ長・体型など多くの条件を同時に満たす個体は少なくなります。改良初期は優先する形質を決め、後から別形質を組み合わせる方法もあります。

選び続けることで遺伝子頻度が変わる

目的表現を持つ個体だけを親に使えば、それに関係する対立遺伝子が次世代で増えやすくなります。長期的には系統全体の遺伝的構成が変化します。

健康を犠牲にしない

外見だけを極端に選ぶと、繁殖力や体型など別の性質を見落とすことがあります。持続的に維持できる系統には健康・繁殖成績も重要です。

選抜圧を強くしすぎない

目的形質だけで毎世代ごく少数を残すと改良は速く見える一方、他の遺伝的多様性も失いやすくなります。健康や繁殖力を維持する親数も考える必要があります。

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