カテゴリ:遺伝・品種改良
淘汰とは、育種や系統維持において、設定した基準に合わない個体を次世代の繁殖親から外すことです。メダカ飼育では「選外にする」という意味で使われます。
選別との違い
選別は個体を基準ごとに分ける作業全般です。淘汰はその中で「次の親として残さない」という方向を含む言葉です。
淘汰=殺処分ではない
繁殖親から外すことが淘汰であり、その個体を必ず殺すという意味ではありません。観賞用として飼育する、別用途で販売するなどの扱いもあります。
何を淘汰基準にするか
目的形質が弱い、背骨の大きな曲がり、繁殖力が低いなど、系統の目的に応じて基準を設定します。外見だけでなく健康や繁殖成績を含めることもあります。
自然淘汰との違い
生物学の自然淘汰は、環境条件のもとで生存・繁殖に差が生じ、遺伝子頻度が世代を通じて変化する現象です。飼育者が意図的に親を選ぶ人為選択とは区別されます。
基準を厳しくしすぎる影響
少数の個体だけを毎世代残すと、遺伝的多様性が急速に小さくなる可能性があります。形質の完成度と、維持する親数のバランスを考えます。
選外理由を記録する
目的形質不足、体型、成長、繁殖力など、なぜ親候補から外したかを記録すると、次世代で同じ問題が増えているかを確認できます。淘汰基準そのものも育種記録の一部です。