カテゴリ:遺伝・品種改良
未選別とは、ある基準について個体を細かく選び分けていない状態を表す言葉です。改良メダカでは「F1未選別」「雌雄未選別」「表現未選別」などの形で使われます。
何が未選別なのか確認する
未選別という言葉だけでは、体色なのか、ラメ量なのか、ヒレ表現なのか、雌雄なのか分かりません。販売説明では対象となる選別項目を確認することが重要です。
健康状態まで見ていないという意味ではない
形質未選別の商品でも、死魚や明らかに弱った個体を除くなど基本的な出荷確認が行われる場合があります。「未選別=一切何も見ず無作為」という意味とは限りません。
F1未選別
異品種交配のF1を表現で細かく選別せず販売する場合、将来どのような形質が現れるか観察する楽しみがあります。一方、目的表現がすべての個体に出る保証を意味しません。
雌雄未選別
性別を選り分けずに販売する場合、オス・メスの割合は偶然に左右されます。10匹だから5対5になるとは限りません。
未選別と固定率は別
固定率の高い系統でも未選別販売はできますし、固定率の低い系統を選別して目的個体だけ販売することもできます。選別の有無と遺伝的な再現率は別の情報です。
繁殖素材として使う場合
未選別群には目的形質の弱い個体や非表現個体も含まれます。親に使う場合は成長後に自分の目的に合わせて再選別します。
未選別群はばらつきを観察できる
選別前の兄弟群を見ると、その交配で実際にどのような表現がどの程度出たかを確認できます。親候補だけを見た場合より、系統の表現幅や固定度を把握しやすくなります。