カテゴリ:遺伝・品種改良
固定率とは、改良メダカで「目的とする形質が子にどの程度の割合で現れるか」を表すために使われる飼育・販売上の言葉です。品種の再現性を説明する際によく使われます。
学術的に統一された指標ではない
「固定率80%」という表現に全国共通の測定方法があるわけではありません。何を目的形質とするか、何匹を調べるか、何歳で判定するかによって数字は変わります。
分母と判定基準が重要
100匹中80匹が目的表現なら80%ですが、「目的表現」の基準が販売者ごとに違えば数字を直接比較できません。ラメ1個でも合格なのか、一定量以上必要なのかで大きく変わります。
表現率と近い意味で使われる
表現率も、目的の外見が現れた割合として使われることがあります。固定率は特に「世代を越えた再現性」という意味を強く含むことが多い言葉です。
少数の子では割合がぶれやすい
10匹中8匹と1000匹中800匹はどちらも80%ですが、前者は偶然の影響を大きく受けます。固定率を評価するなら十分な個体数と複数回の繁殖結果が必要です。
複合形質ほど基準を明確にする
「三色・ラメ・ヒレ長をすべて満たす」など条件を増やせば合格割合は下がります。形質別の表現率と、商品としての総合固定率を分けると実態を理解しやすくなります。
固定率を公開するときの考え方
割合を示すなら、親の組み合わせ、判定した子の数、判定サイズ、合格基準をそろえると情報価値が高くなります。数字だけを単独で示すと、別系統との比較が難しくなります。